広く世間に役立ちそうな記事を書く前に、めちゃくちゃニッチな記事を書きます。
というのも、披露宴のBGMの音源探しのことです。
ご存知の通り、著作権やら演奏権やらのアレで、持込音源はCD原盤という時代な訳ですが。
不満があります。
いや、購入した正規音源しか流せないのは、良い。権利者を保護しなきゃね。わかる。
けどさ!配信限定の音源が世の中にどれほどあると思ってんだよ!!!!
それらは、某団体さん方にしてみれば非正規音源な訳ですか????
なんでCDという媒体にこだわるの?形じゃなくて音楽が大事なんでしょうが!
おかげで断念した曲が山ほどあります。
という恨みはまず大前提として。
ミュージカル『キャッツ』の音楽を披露宴で流したくて、音源を探しています。
私が使いたい場面は、披露宴前半の歓談中。
なので、劇団四季やロンドンキャスト、ブロードウェイ版のサウンドトラックではなく、"歌詞無し"を条件に探し始めたのです。
できれば、前半の歓談ゾーンはオーケストラアレンジで統一したいので、オルゴールやピアノのみの演奏ではない方が望ましいと考えています。
欲しい曲は、『スキンブルシャンクス~鉄道猫』もしくは『カーテンコール』。私が一番テンションが上がり、世界一幸福になる曲です。
同じような方がいるかは分かりませんが、キャッツインスト音源捜索あるあるを書いておきます。
1.「メモリー」ならある
スタンドナンバーである「メモリー」は、多くの音楽家に演奏されています。
メモリーだけなら選び放題です。でも使うなら歓談中じゃなくて、どこか泣きの場面で使いたいよねってことで保留。歌詞の意味的に結構寂しい曲ですしね?
ちなみに。
良い音源だなぁと思ったのは、弟のジュリアンさんがチェロで演奏している分です。
Lloyd Webber Plays Lloyd Webber
- アーティスト: Julian Lloyd Webber
- 出版社/メーカー: Philips
- 発売日: 2001/05/08
- メディア: CD
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2.アンドリュー・ロイド=ウェバー氏の他のミュージカルならある
『オペラ座の怪人』、私も大好きなミュージカルです。音楽も素晴らしい。
有名な「ファンタジア」を含め、数々の編曲がなされています。
- アーティスト: ロイド・ウェッバー(ジュリアン),チャン(サラ),ロイド=ウェッバー
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/07/13
- メディア: CD
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でも、『キャッツ』は無い!!
狂おしいほどに、キャッツだけのCDが無いのです。
『アスペクツオブラブ』『スターライトエクスプレス』『エビータ』「ジーザスクライストスーパースター』などと一まとめにされてALW作品集にされがち。
リチャードクレイダーマンさんも、この始末。キャッツはメモリーだけじゃないよ!?!?
これなんか、ジャケ写に「CATS」と書いてありながら、曲目にキャッツの曲が入ってない始末。オイ!!
単純に、劇中のナンバーを1曲ずつ演奏してるだけのCDが、何故か無いのです…。
ええなぁ、オペラ座、優遇されてんなぁ…。確かに独立した名曲揃いやけども…。
そんな中、しつこく3ヶ月程検索をかけまくっていた私は、先日見慣れないCDを目にします。それがこちら。
どうやら昔出たCDの再販のよう。
交響組曲風にアレンジ!!!!
これは…来たんちゃうんか…と発売日を待ちきれないほどにソワソワし、試聴もできないので期待だけで購入し、いざ聞いてみました!
・・・なんか、ちゃう・・・。
『オペラ座の怪人』は、名曲のさわりを巧みにつなぎ合わせた聴かせる編曲なのですが、『キャッツ』は…なんというか、なんともつかみどころのない…盛り上がらない…。ていうか7割メモリー。期待してたスキンブルシャンクスなんか影も形もない。残りは序曲とガス。
なんでや!!みんなスキンブルシャンクス好きやろ!?!?!?!?
スキンブルシャンクスだけを演奏した音源が欲しいー!!!!
(たぶん、キャッツは第1章という扱いだから、穏やかなまま終わる、のかな…?)
ちなみに、Itunesなどで「Skimbleshanks」と検索をかけると、サントラやミュージカルナンバー集などに収録されたボーカル入りの音源の他に、なんとインスト曲が出てきます。
Skimbleshanks: The Railway Cat (Instrumental)
- アーティスト: Amy May & The Silver Palms Orchestra
- 出版社/メーカー: Faber Music
- 発売日: 2011/10/30
- メディア: MP3 ダウンロード
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「Silver Palms Orchestra」という、詳細は全く分からないのですが、ボーカル入りとインストアレンジとの半々くらいで、キャッツからいくつかのナンバーを演奏しているアルバムです。
これです!!私が求めているのは!!
……だけど、だけど……
CDに、なっていないのです……
…みゃお…。
日本に長靴落ちろ…。
何度諦められずに「Silver Palms Orchestra CD」などと、少しずつワードを変えて検索したことか…。
かなしい。
かなしい。
あと、ある日の検索では「バレエレッスンCD」というものにたどり着きました。
今まで未知の存在でしたが、これがかなり良いのです!
こちらはアンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルナンバーを中心にした1枚。
<<バーレッスン>>
1☆ウォーミングアップ / East of Eden(エデンの東)
2☆プリエ / Memory (キャッツ)
3☆バットマン タンジュ/ Home Sweet Home (王様と私)
4☆バットマン タンジュ~ポール・ド・ブラ / Razzle Dazzle(シカゴ)
5☆バットマン デガジェ~ポール・ド・ブラ / Angel of Music(オペラ座の怪人)
6☆バットマン デガジェ/ Peacherine Rag(海の上のピアニスト)
7☆ロンドジャンプ アテール / Gus: The Theatre Cat(キャッツ)
8☆バットマン フラッペ / Bustopher Jones (キャッツ)
9☆バットマン フォンジュ / Wishing You Were Somehow Here Again(オペラ座の怪人)
10☆アダジオ / One Hand, One Heart (ウエストサイドストーリー)
11☆ロンドジャンプ アンレール~ポール・ド・ブラ / Lara's Theme Aus "Doktor Schiwago" (ドクトルジバゴ)
12☆グラン バットマン / Gus: The Theatre Cat(キャッツ)
13☆ストレッチ / The Music of the Night(オペラ座の怪人)<<センター>>
14☆アダージョ / All I Ask of You(オペラ座の怪人)
15☆バットマン タンジュ / The Old Gumbie Cat (Jennyanydots)(キャッツ)
16☆グラン バットマン / Around the World (80日間世界1周)
17☆ワルツ / Old Deuteronomy (キャッツ)
18☆アレグロ 1 / Dance at the Gym (ウエストサイドストーリー)
19☆アレグロ 2 / Jellicle Songs for Jellicle Cats(キャッツ)
20☆アレグロ 3 / Peacherine Rag (海の上のピアニスト)
21☆ワルツ / Prima Donna(オペラ座の怪人)
22☆ターン / Me and My Baby (シカゴ)
23☆ポールドブラ / I Dreamed A Dream(レ・ミゼラブル)
めっちゃ良い!キャッツの中から独立したナンバーが1曲として取り上げられてる!
視聴もできます。
ただ…スキンブルシャンクスは…私のスキンブルは選ばれていないのです…。
諦めきれず、バレエレッスンCDの中でキャッツが使われているものを探してみました。
すると!あったのです!!スキンブルシャンクスが取り上げられているものが!!
デヴィット・プランプトンさんという有名なバレエピアニストの方だそうです。
曲目の中に、キャッツメドレーが!しかも2種類も!
itunesで試聴もできます。
確かに、スキンブルシャンクス入ってます!短いけど!ジェリクルソングと合わせて8×16!ってスキンブル成分どんくらいだろう…。
試聴だけじゃよく分からないけど、5000円近くするCDなのでなかなかいきなり買う勇気が出ず…。
そもそもピアノアレンジだと当初の条件オーケストラアレンジとは外れているので、いったん保留。
スキンブルシャンクスは、諦めきれない…。あんな楽しいのに。
でも、それはさておいて、じゃあカーテンコールは?
というと、サントラには収録されていないのです。
劇団四季版だけじゃなく、ウエストエンドもブロードウェイも。そもそも映画版はCDすら出してないし。
調べまくって得た情報は、世界で唯一収録しているのは、ドイツ(ハンブルク)版のようだということ。
ドイツ語版…響きが面白いし買ってもいいんだけど、インスト曲のために他言語版買うってなんかなぁ。それに、ライブ収録だから拍手とかところどころ入ってるっていうし、カーテンコールなんか拍手いっぱい入ってるんじゃないの?そもそも音が古そう…。
これは、2007年インポートってなってるけど、ハンブルク版と呼ばれるものは1986年のものらしい。
いろいろ調べたので、個人ブログも混ざってて申し訳ないのですが、役立ったページを貼っておきます。
舞台はウィーン! キャッツドイツ語CD聞き比べ(ウィーン版とハンブルク版)
キャッツ オリジナル・ドイツ・キャスト 実況ライブ (輸入2枚組CD) <中古品> CD 宝塚アン
カーテンコールの曲(フィナーレ)というのは、要するに「ジェリクルボール(ジェリクル舞踏会)」なので、前半の不穏な部分をカットして、復活っぽいテレテレテレテレテレテレテレテレ♪から流してもらっても、まぁいいんだけれど。
なんとかならないかなぁ…と。
今日、やけくそで「キャッツメドレー」と雑に検索したら。
ヒット。
おっ…????
それが、吹奏楽の編曲だったのです。
しかも、CDが出ているのです。
「サウンズ・イン・ブラス」知らなかったけど。けっこう人気シリーズのよう。確かに吹奏楽は人口多いもんなぁ。
- アーティスト: 東京佼成ウィンドオーケストラ,岩井直溥,真島俊夫,東京佼成ウインドオーケストラ,ルイ・プリマ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/09/28
- メディア: CD
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これは、色々集めたベスト盤らしいのですが、他にも使いたくなるような曲が入ってるし、何より演奏者名が「オーケストラ」!期待に胸膨らませて試聴してみました。
…これだ。
視聴部分では、序曲、そして「オールドガンビーキャット(おばさん猫)」へのつなぎ部分が…。
これは、まさに、探していた通りの、色んなナンバーを繋ぎ合わせたメドレーなのでは…!!
そこではやる気持ちを抑え、あれこれ探して全編聞いてみました。
序曲!おお!短くまとまってるけどそこが良い!
おばさん猫!良いね~!この曲もゆかりのある曲だから使えたら嬉しい!
…あれ?メモリー?残り時間からして嫌な予感が…
……
…メモリーのまま、終わってしまった…。
なんでや!!!!!
みんなスキンブルシャンクス好きやろ!?!?!?!?(2回目)
かなしいです。
これはこれとして、使うかもしれないけど。
スキンブルシャンクスが、あんなに楽しい愛されている曲が、全然演奏されていないという現実に、耐えられない…。
世の中のどこかに、スキンブルシャンクスのオーケストラ版がCDになっていたら、ぜひ教えてください!
切実に情報提供を求めています。
一部の曲だけでこんなにもこだわりまくっているので、全体への執着もものすごいです。ということで、全体のBGM選び・音源入手についてはまた今度。ほなな~。